パパイン酵素の効果
グリーンパパイヤの果実や葉には、ポリフェノール、β‐クリプトキサンチン、イソチオシアネート、カルパインなど、活性酸素を除去する代表的な抗酸化能を持つとされている栄養素が含まれています。
活性酸素はガン、発ガン、老化、動脈硬化、肌あれやアトピー、糖尿病、その他さまざまな身体のトラブルの原因になるといわれています。近年、精神的なストレスや大気汚染、農薬、化学調味料等で、活性酸素による健康被害が増加傾向にあります。強い紫外線を浴びて育ったパパイヤの優れた抗酸化能は、私たち現代人の健康維持に欠かせない食物といえます。
オーストラリアの原住民や東南アジア地方で素朴な生活をしている人々はがんの発生率が低いと言われています。そんな彼らに共通して「パパイヤの葉を煎じて飲む」という民間療法が古くから伝わっていました。
パパイヤに含まれる数々の酵素や、抗酸化能を含む成分が複合的に作用し、結果的にガンの予防や代替治療に有効とされています。
パパイヤは消化酵素がもっとも多い植物と言われています。しかも、たんぱく分解酵素「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素「リパーゼ」、糖分(デンプン)分解酵素「アミラーゼ」の三大栄養素すべてを分解する酵素が含まれる稀な食物です。そのため、栄養を分解・吸収する力に優れ、ダイエットに非常に効果的です。
特に、肉料理などの高タンパク質の食事と相性がよく、調理の下ごしらえや、サラダやデザートとして一緒に食べると良いでしょう。
パパイン酵素は皮膚の治療薬など薬品にも応用されています。また、アトピー治療に使われるビオチン、ビタミンCをはじめ、紫外線や化粧品の油分が原因で生まれる活性酸素を除去するさまざまな抗酸化成分が多く含まれています。
そうした美容成分は、お肌の炎症を沈めたり、洗浄したり、古くなった細胞を分解する機能があり、コラーゲンの生成、体臭予防にも効果的。健康的で身体の中からキレイが生まれます。
強い紫外線を浴びながら育つパパイヤは生命力が強くビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維など、天然の栄養が豊富。日常的に少量のパパイヤを食することで、健康を維持する効果があります。