パパイヤの交易

日本・沖縄

「万寿瓜(マンジュウイ)」と呼び、産後の母親の回復と母乳を出す薬と言われます。胃の痛みや下痢に、成熟した果実の果汁を絞り、コップで1〜2杯飲みます。

アメリカ

注射薬として椎間板ヘルニアの治療薬として使用されています。


メキシコ

パパイヤの歴史メキシコのユカタン半島にあるマヤの人々がつくったとされるピラミッドの周辺には、今もパパイヤが群生しており、マヤの人々は食用や薬用にパパイヤを利用していたと考えられています。

コロンビア

標高1500〜3000メートルの地帯に自生するコロンビアのパパイヤは、その美しい果実の色が特徴です。スペイン語で直訳すると「パパイヤを与える」という“Da papaya(ダルパパジャ)”は、コロンビアでは「何か悪い事が起こる機会を不必要に与えないで自分の身を守る」という意味のことわざとして使われるそうです。


ペルー

ペルーではパパイヤのことをアレキペニャという産地名呼ばれています。また、アンデス原産の耐寒性のあるパパイヤもあるそうで、あっさりして香りが良く、酸味も強いので、ジュースやジャムにして食べられています。

中国

美肌、ダイエット、バストアップなどの美容サプリメントとして人気があります。


台湾

台湾ではパパイヤはジュースとして人気があります。高タンパク質の食後のデザートとしても好んで食べられています。また暑いときのスタミナドリンクとして、特に若い女性に愛好されています。

フィリピン

滋養食品として様々な品種のパパイヤが一般のスーパーマーケットや路上マーケットで売られています。


インド

インドではサンスクリット語で「パパイ」といいます。スキンケアや傷口を治すのに使用されます。

エジプト

アフリカでは、ビタミンが不足するので、パパイヤを主食にすることも。そのため、どこの家庭の冷蔵庫にもパパイヤがあります。


スペイン/ポルトガル

パパイヤを発見し、世界に伝播したスペイン人・ポルトガル人らは、初めてパパイヤを見たとき、その形から母親の乳房を連想したといいます。果実や幹に傷をつけると乳液のような汁が出てくることから、パパイヤのことを“ママオ”またま“マモン”と言うそうです。

インドネシア

太平洋の島々では毒蛇にかまれた時や蜂に刺された時の解毒剤として使用されています。