パパイヤの栄養素 ミネラルの種類と働き
身体の95％は酸素・炭素・水素・窒素の４元素からなる有機物で、
残りの5％にあたる元素をミネラル（無機質）と呼んでいます。
ミネラルは骨や歯をつくり、血液やホルモンとして体の成分になったり、イオンとなって体液のｐｈや浸透圧を調整します。また、代謝に必要な酵素の働きを補います。酵素はたんぱく質で出来ており生体内で化学反応を促進し円滑に行う触媒の役目をしています。その酵素が活性化して本来の役目を果たすためには、ビタミン（補酵素）と同様に、ミネラル（補因子）が不可欠です。
酵素が役目を終えると、酵素に含まれている脂溶性のビタミンやミネラルは排泄されずに体内に留まり、必要な時に再利用されます。ビタミンやミネラルの必要量が微量なのはこのためです。しかし、言い換えれば、ビタミンとミネラルが欠乏すれば、酵素だけあっても体内の化学反応である代謝がうまくいかず、さまざまな病気を引き起こすことになります。
