パパイヤの栄養素 ビタミンの種類と働き ビタミンE

ビタミンE

病気の根源といわれている活性酸素から体を守り、
細胞の老化を防いだり、、生殖機能をアップさせます。

抗酸化ビタミンの代表各

ビタミンEは体内の細胞の膜の中に存在しています。中でも副腎、肝臓、脂肪組織、心筋、子宮、睾丸などの組織に多く蓄えられています。細胞膜を構成するリン脂質には不飽和脂肪酸が多く含まれ、これが酸化すると過酸化脂質が生じ、細胞が傷ついて老化を早めます。ビタミンEは抗酸化物質の代表格で、有害な過酸化脂質の生成を防ぎ、細胞の老化を抑制します。

動脈硬化を予防する働きも

コレステロールには悪玉コレステロール、善玉コレステロールの2種類があります。このうち悪玉コレステロールが増えすぎると活性酸素と反応して酸化し、血管を傷つけます。酸化した悪玉コレステロールは、マクロファージ(細菌、ウイルス、死んだ細胞等の異物を取り込むことを食作用)によって処理されますが、処理しきれなくなるとマクロファージ自体が塊となって血管を狭めてしまいます。
 ビタミンEは抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、善玉コレステロールを増やすことで、コレステロールを減らし、動脈硬化を予防します。

トコフェロール(TocosPhero)のTocosはギリシャ語で「子供を産む」、
Pheroは「力を与える」という意味。

ビタミンEは自律神経の中枢でもある視床下部の働きを活発化させ、 生殖機能の維持・改善に努めます。女性ホルモンの分泌の激減によって閉経後に起きる更年期障害、また男性ホルモンの分泌とも関連しており、精力減退を改善します。

欠乏症・薬理作用

溶血性貧血

血球の寿命が短くなって起きる貧血。正常な赤血球はおよそ120日の寿命ですが、10日くらいに短くなったり、血管や組織内で赤血球が破壊されます。

動脈硬化の予防

血液中のLDLコレステロールの酸化による動脈硬化など、生活習慣病や老化と関連する疾患を予防します。